〜高野山開創1200年〜
平成27年、高野山はお大師さまの手で密教の道場を開かれて
1200年目になります。
詳細は→高野山金剛峰寺HPへ
真言宗は、お大師さまの開宗による、仏教心髄の教えを説く密教の宗派です。密教はお大師さまによって、平安時代初めに中国から日本に伝えられました。密教根本の仏様は、宇宙であり絶対の真理である「大日如来」です。
大日如来の真言は、「オン アビラウンケン バザラ ダトバン」とお唱えします。
大日如来の智恵に目覚めるために、次のことを求めます。
菩提(ぼだい)の心を発し、仏の誓願を堅く信じ、すべてのものの本性(ほんしょう)が清浄(しょうじょう)な心であることを、ありのままに知ること。この世のすべてのものを愛する心と、真実を求める心を堅く持って、行いと言葉と心のすべての働きを通じて、真理を悟り、実践する仏の智恵に気づくこと。
お大師さまを宗祖とし金剛峯寺(こんごうぶじ)高野山を総本山とする真言宗の中心宗派です。お大師さまの奥の院御廟(ごびょう)を信仰の源泉とし、壇上伽藍(だんじょうがらん)を修学の地として、真言宗の教えと伝統を今日に伝えています。
宇宙すべてのものが、大日如来の「いのち」の顕れとして平等であり、相互に助け合うことによって、その「いのち」を生かし、すばらしい個性を発揮すること。すべての人々が、菩提の心を因として、慈悲の心を根本として、平和社会の建設を目指すこと。「生かせ いのち」を基調テーマに、お大師さまの「共利群生」(きょうりぐんじょう)という共存共生の精神に立って、すべての、「いのち」の世界を生かす福祉社会を目指しています。
お大師さまのお名前は、「空海」で灌頂名(かんじょうめい)を「遍照金剛」(へんじょうこんごう)とお呼びします。宝亀5年(774年)6月15日に、現在の香川県善通寺市でご誕生になり、未来永劫に渡って衆生を救済すると御誓願され、承和2年(835年)3月21日に和歌山県高野山の奥の院で御入定なされました。お大師さまの御宝号(ごほうごう)は、「南無大師遍照金剛」(なむだいしへんじょうこんごう)です。お大師さまを拝むとき、この御宝号をお唱えします。
本山「高野山真言宗」のホームページより引用
我々は、宗祖 弘法大師の末資(ばっし)として、お大師さまのご誓願にある「この世に仏様の世界を創造」し、衆生の抜苦与楽(苦を抜き、楽を与えること)をあたえるべく微力ながら、日々、精進し勤めております。 合掌 |